つくしの会 (音訳ライブラリー)

つくしの会について
この会は、視覚障害者および読書が困難な人たちへ、テープ図書を提供する図書館(上田市立図書館)の奉仕事業に協力するため、音訳奉仕活動を行うことを目的としています。
 主な事業 1. 会員による音訳テープの作成
      2. より良いテープ作成のために、例会を開き勉強・研修を行う
      3. テープ図書作成の他に係りを決め、必要な作業を行う
         選本/勉強/ダビング/管理/目録作成/天声人語/デジタル/会報/再校正/など

係りの仕事
○役員/会長、副会長、会計、書記、運営委員、各係の長など
○選本係/音訳ライブラリーの本を選びます。(図書館職員・つくしの会・音訳希望者)
○勉強係/2003.2.8の勉強会→

○ダビング係/完成したテープを貸出用にダビングする。テープに点字を貼る。ケースに入れる。
○管理係/テープの破損など、調べて修理したり、ダビングをしなおしています。
○目録作成係/毎月、完成した録音テープを、紹介します。(天声人語の最終週に吹き込む)
○天声人語係/朝日新聞『天声人語』の木〜水の1週間分を木曜日に吹き込んで(当番制)、校正係に渡します。校正が済み、訂正された箇所を吹き込み者がなおして、マスターテープとし、テープをダビングして希望者(前もって登録してある人)に発送します。この作業は、4日くらいで仕上げます。この当番の時は、週に3回は、図書館に行かなくてはなりません。すぐ次の週の担当者が作業に入るので、遅れると大変です。→

○デジタル係/すでに録音してある既存テープをパソコンを使ってデジタル化し、CD化します。
○会報係/2001年からの新事業 年数回、会報を発行します。
○再校正係/今まで、校正は、1回でした。訂正は、吹き込み者の判断にまかされていましたが、訂正が、正確になされているかもう一度、第3者のチェックが、入ります。

(m.minmin)の係は?

 現在50名の会員が、それぞれの係に所属して活動しています。私は、デジタル係と天声人語の係です。
 天声人語では、特に文字のニュアンスの違いを視覚障害者の方にどう伝えるのか、むずかしいです。昨年6月、私が天声人語を吹き込む当番の時、『あじさい』についての話が、取り上げられていました。困ったことは、文の中に『あじさい』『あぢさゐ』『紫陽花』『アジサイ』の4種類が登場したことでした。
 
 本の吹き込みは、試作テープを朗読指導の先生に提出して、許可がおりると、録音作業に取りかかれます。私はまだ、朗読許可をいただいておりません。努力していつかは本を1冊、仕上げたいと思っています。

 毎日の発声練習は、つい怠りがちになります。目に見えて上達することではないので、自己管理が難しいです。NHKの朗読講座も受けるように先輩の方に薦められていますが、なかなか踏み切れないでいます。

新しい動き

 既存テープをデジタル化する『デイージー』に「つくしの会」も、2000年から参加するようになり、会の活動も広範囲になってきました。テープに比べて、CD化されると、音の劣化もないし、テープのからみもないし、利用者の取扱いが楽になるのが、何よりです。ただ、CDを聴く機器が、高額なので個人で、求めるのも限界があり普及するのに時間がかかるでしょう。デジタル化作業のPCは、WindowsということでMac派の私の出番は、残念ながら(?)なさそうです。

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と思っていたら、ひょんなことから2001年10月よりデジタル係になり、daisy上田(デイジーうえだ)に入会し、活動を始めました。
 ただいま、6作めの作業をしています。    2003.02.12 記