第27回 思い出のメロディー
録画日’95.7.15 放映日’95.8.12
於:愛知芸術劇場 司会:竹下景子/宮本隆二アナウンサー
金城学院高校の女学生のコーラスをバックに高校三年生を歌う舟木さん

 思い出のメロディーのはがきを3枚出し、1枚当たった。名古屋に所用のあった夫と二人で、名古屋に行く。3時過ぎに愛知芸術劇場に着いた。指定席券と交換する人の列が長く続いていた。並んでいるといろいろな話が飛び込んできた。『100枚往復はがきを出したが、1枚しか当たらなかった』『2枚出して2枚当たった』……など。枚数を多く出せば当たるものでもないらしい。順番がきて2階の一番後ろ中央付近の座席指定券とプログラム、それに『名古屋放送局 開局70周年記念 思い出のメロディー』とロゴの入っているオペラグラスをいただいた。開場は、17:00〜というので、会場から5分程の某ホテルにチェックイン。
 ふたたび、夫と会場入口まで一緒に行き、待ち合わせ場所と時間を決めて、それから夫とは別行動。会場内は、期待でざわついていた。私の左隣の席には、『関係者』と貼り紙がしてあった。開演5分前になって、隣に関係者なる人物が座る。この人、全然拍手をしない。小川知子さんの出番になったら、ぐいと体を乗り出して曲が終わったら拍手をしていた(あらま!)。
 舟木さんのコンサートでは、手拍子とったり、『絶唱』の時は、しーんとして聞きいったりと、拍手に波はあるけれど、会場全体に熱気がある。それが、この番組録画ではしーんとなったら、それが聞き惚れているんじゃなくて、しらけ鳥が飛び回っている感じで、その歌手の方が気の毒になった。歌手によって拍手の大きさが大きく違っていたが、放送された時は、ボリュームが調整されていたので、なんだかほっとした。実演て(古い表現?)もろに歌手にも観客にも『指示されているか否か』が分かって恐いことだ。もちろん、舟木さんは、愛知県出身ということもあってかファンも多くて拍手は最大でしたよ! 隣の関係者も、腕を組んでみていたけれど『高校三年生』の時は、さすがに手拍子をとっていた。長く拍手が鳴り止まなかったが、放送では、半分くらいに編集しなおされていた。一番迫力があったのは、「東京ドドンパ娘」。


オペラグラス


プログラム

1 (オープニング)みかんの花咲く丘・全員
2 童謡メロディー (夢のお馬車-蛙の笛-ちんから峠-とんがり帽子)・川田正子・孝子
   ◆◆◆ 戦後史を語る作曲家・吉田正 ◆◆◆
3 異国の丘・三浦洸一・三田明・橋幸夫/4 落葉しぐれ・三浦/5 美しい十代・三田/6 潮来笠・橋/7 泣かないで-街のサンドイッチマン-公園の手品師-有楽町で逢いましょう・和田弘とマヒナスターズ/8 いつでも夢を・竹下景子・吉田正ほか
   ◆◆◆ ラジオ歌謡…叙情歌が語り継ぐもの ◆◆◆
9 さくら貝の歌・安田祥子/10 夏の思い出・由紀さおり・安田/11 白い花の咲く頃・岡本敦郎/12ちいさい秋みつけた・ボニー・ジャックス
   ◆◆◆ 戦後50年。アメリカ・リズムそしてテレビ ◆◆◆
13 In The Mood・スリー・グレイセス/14 ボタンとリボン・池真理子/15 東京ドドンパ娘・渡辺マリ/16 ゆうべの秘密・小川知子/17 柳ヶ瀬ブルース・美川憲一/18シーハイルの歌(名古屋ゆかりの鳥取春陽の作品から)・ダーク・ダックス
   ◆◆◆ 戦後50年、父が子に語るこの一曲・母が子に語るこの一曲 ◆◆◆
19 高校三年生・舟木一夫/20 未練の波止場・松山恵子/21 誰か故郷を思わざる・坂本紀男/22 港が見える丘・平野淑子/23 夜のプラットホーム・二葉あき子/24 岸壁の母・二葉百合子/25 かえり船?田端義夫/26 りんごの唄・並木路子ほか全員