初めてみた舟木さんの映画は『絶唱』です。当時中学三年生（その頃映画は禁止されていた）の私は、両親に頼んで、近隣の上田市にある映画館に連れていってもらいました。私の住んでいた市にも映画館はありましたが、日活直営でないので半年ぐらいおくれて上映されていたので、とても待てなかったのです。また、長野の方が近いのですが、どういうわけかこの映画は、上田の方が封切り日が早かったのです。（後に上田に住むとは思ってもいなかった）『落ち着いて受験勉強ができない。』とかなんとか理由をつけて、とにかく見ることができたのです。
　しかし、すぐには映画館に入れませんでした。大勢の人々が映画館の前に並んでいたのです。後にも先にも、こんなに待って映画を見たことはありません。１回上映が終わって入館したのですが、とにかく立錐の余地もないとはこのことでしょう。大人の間で、立ったまま映画を見ました。「ロッテ歌のアルバム」という番組の中で、坊主頭になって撮影する云々や、映画にかける舟木さんのお話し通り、感動的な映画でした。初めて見た時は、子供で良く分からなかった話の展開もあったのですが、ビデオで、繰り返しみて、３０年以上も経ってから、やっと理解できたこともあります。年齢によって、感動する箇所も違います。原作がしっかりした映画は、いつの時代も変わらぬメッセージを発信するのでしょうね。

追記
掲示板に絶唱の思い出が書き込まれました。いろいろな思いが、このページに集められたらいいなあと思います。

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2001.11.24　madame minmin 記

ぽもなの母さん

たぬきさん

日活　

小林旭さんは、『ヒットとしなかったけど好きな映画です』とテレビでおしゃっているのを聞きました。（水無月さんの情報）

東宝
197512.20封切