小津安二郎記念・蓼科高原映画祭

2003.11.01
映画「高原のお嬢さん」

高原のお嬢さんの紹介(○囲み↓)

柳瀬観(のぞむ)監督

監督の舞台挨拶

上映作品 


高原のお嬢さん

1965年/日活/カラー/
1時間33分
監督・脚本/柳瀬観
企画/笹井英生 脚本/千葉茂樹 撮影/上田利男 美術/川原資三 音楽/池田正義 
出演/舟木一夫 和泉雅子 山内賢 堺正章 葉山良二 西尾三枝子 原恵子 田辺昭知


 
爽やかな蓼科高原を背景に、人気歌手舟木一夫のヒット曲に乗せて描く詩情豊かな青春純愛映画。
 農場で新しい牧草の研究を続ける北川和夫が、ある日別荘で見かけたお嬢さん.小泉淳子に一目惚れする。〜中略〜せつない想いを振り切って再び農場に明日の希望を見い出し、研究や農場経営に励む。
 キャストは、「北国の街で」名コンビを演じた舟木一夫。和泉雅子に、山内賢、西尾三枝子、人気エレキバンド(ザ・スパイダース)や、いつも明るい堺正章といったパンチ溢れる青春スター。原恵子、葉山良二、堀恭子、嵯峨善兵らベテラン陣も顔を揃えている。監督は、<舟木もの>5本目の柳瀬観監督。

◎minmin注
パンフの紹介は、役名が「和夫」となっているが、映画の中では、「しげお」だった。

柳瀬観監督
1932年東京生まれ。54年日活撮影所に助監督で入社。68年フリー。
舟木さんの映画31本のうち5本は、柳瀬観監督。
仲間たち/花咲く乙女たち/北国の街/東京は恋する/高原のお嬢さん
テレビ「あいつと私」も柳瀬監督作品。

別冊近代映画
月刊紙の他に映画や舞台の特集が、別冊として出版されていた。
何冊か購入したけれど、結婚する時、実家に置いたまま、その後行方不明に。
今年、父が病にふし、介護しやすいよう改築するため、実家は改築準備。
あちこちと開かずの間(?)の片付けをしていたら、思いもかけず
10月中旬、押入から舟木さん関係の本パンフレットなど段ボール1箱が
見つかりました。
もう、母に処分されたと思っていたので、(^o^)v
この本は、「高原のお嬢さん」の特集号で、柳瀬監督の「舟木君は青春の理想像」という文が掲載されています。その文の横にサインをして戴きました。

別冊近代映画

監督にサインを


4:30からの映画上映でした。館内に座った席が、ちょうど柳瀬観監督の後ろの席で、お二方にお見せしようと持参した本「近代映画」に上映前にサインをお願いしたら、『ほう、こんな文章を書いているんだ』と懐かしそうに本をご覧になり、快くサインをして下さいました。とてもいい記念になりました。
ビデオを持っていても、大画面の映画は、やはり感激します。お人形の別れの画面では、もう、涙ぐんでしまいました。地元「茅野」という言葉も映画の中に登場し、感嘆の声があがりました。

映画終了後、柳瀬監督さんの舞台挨拶がありました。映画「高原のお嬢さん」が、日活での最後の監督作品だそうです。3人の方が質問され、そのうちの男性2人は、「高原のお嬢さん」を観て、信州に憧れ、実際に今、信州に在住しているというお話をされていました。感動しました。