高原の秋は…

2003.11.7
あきこさんの映画祭についての投稿に会話が弾みました。(注:文の内容はそのままですが、改行位置は違っています/敬称略)
日時/11/01 22:37:20 投稿者/あきこ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
 秋晴れの今日、「小津安二郎蓼科高原映画祭」にminminさん、夢百合さんと3人で行って参りました。
蓼科は私にとって忘れえぬ土地でもあり、地元での開催、しかも柳瀬監督の舞台挨拶もあるとのことで、心は動いたものの遅い時間だし時間もかかるからと最初は諦めていたのですが、minminさんに誘って頂き、心弾ませながら今日という日を迎えました (*^^*)
 今朝は11月というのに汗ばむほどの良いお天気でした。長野発の各駅停車の電車に、私は途中の駅から乗りあわせ、そこから茅野までの1時間余りの旅も話が弾んであっという間に到着。駅ビルも街中も茅野は「蓼科高原映画祭」一色でした。遠くから泊りがけで足を運ぶ人も多かったようです。
 まず映画のチケットを買い、お昼を食べに映画館の隣のお蕎麦屋さんへ。ちょうどそこへゲストとしていらしていた筒井道隆さんが見え、間近でお顔を拝見しました。テレビで見るよりもほっそりとして背も高く格好良い青年でしたよ (*^^*)諏訪を舞台にした朝の連続テレビ小説「かりん」にも出ていらしてこの方も長野県にゆかりの深い方です。
 4時半からの上映というので、少し前に映画館に行くともう10人ほどの方が並んでいらっしゃいました。見かけは小さな歴史ある映画館でしたが、中は綺麗でちょうど良い大きさでした。ゲスト席らしい席の後ろの席をキープした所、ちょうど柳瀬監督がminminさんの前に座られ、minminさんは持っていらした「近代映画」の「高原のお嬢さん」の特集号の柳瀬監督が映っているページにサインをして頂けました (*^^*)またアップして下さるのではと楽しみにしていますo(^-^)o
 いよいよ映画の幕が開き、蓼科高原の美しい景色がスクリーン一杯に映し出された時は、「ああ、来て良かった」と心から思いました。ビデオで見るのとは一味も二味も違う晩秋の蓼科高原がそこにありました。蓼科で過ごした小学5年生の3ヶ月間が一気に蘇る、今の蓼科には無い自然の残る蓼科の山々。見終わったときの感激は言葉では言い表せません。
 映画が終わった後、柳瀬監督が舞台に。古希を過ぎたとは思えない背筋のピンと伸びた若々しいお姿でした。司会者が舞台の中央へと進めても「いえ、私は端で。こんな2枚目ばかりが映った後に私の顔などみせられない。」などと、シャイで謙虚なお人柄が伺え、終始端でお話をされていました。
 まず、ご挨拶をという司会者の言葉にも、「なんと言ったら良いのか言葉がありません。ビデオでは見ているけれどこんな立派なスクリーンで見られるとは思ってもいなかった。私ごときを呼んでいただいて、しかも大きなスクリーンで上映して下さって主催者に感謝しています。まるで初恋の人か隠し子にでもあっているようなそんな気持ちです。」と…。司会者が「感激なさっていらっしゃるようで」と言う言葉にも「いえ、その上です。」とおっしゃっていました。
 この映画はちょうどピラタスロープゥエイができた時で何か宣伝になるものをという話が来て、何も無い所から蓼科に来て色々な構想が広がりできたものだということでした。
 自分ではあまり話せないので質問があれば…という監督のお言葉に最初に手を上げられたのは白髪の紳士でした。その方は神奈川生まれの方だそうですが、高校時代にこれを見て信州に憧れ、今では長野県に住まいを移したとのこと。「仲間たち」「北国の街」「花咲く乙女たち」を作っていらっしゃるけれどその中で監督が重視していらっしゃるのは恋か友情かという問いに、監督は迷うことなく「友情です」と答えていらっしゃいました。もうお1人の男性は、感想というよりも御礼を申し上げたい。この映画は自分の人生を変えた映画だ、というのも「高原のお嬢さん」を高校時代に見て、自分は九州の人間だが、信州に憧れ、どうしたら信州に行けるかと考えて信大を受け、今は松本に住んでいる。舟木さんもこの映画の中では信大の農学部に行っているという設定なので信大を受けたことを思い出した。感謝していますという言葉に、監督は舞台上で土下座して、こちらこそ、そんな風に言って頂いて、立川の自宅にお招きしたいくらい感謝します。」とおっしゃっていました。その方は、その頃は単なる歌謡映画だと思っていたけれど、映画も沢山見たがこれは軽さに流れず今見ても質の高い映画で感激しましたとおっしゃっていましたが、期せずしてこの映画でその後の人生を決定付けられたという男性二人の感想にはこちらまで感激しました。
 ちなみに監督の奥様も信州の方だとか。柳瀬監督はこれを最後に日活を辞められたそうで、監督にとっても想い出深い作品だとのこと。またこれはフジフイルムの社内でのその年の撮影賞(フジフイルムを使って取ったその年の一番優れた作品に贈られる賞だそうです)に選ばれたのだそうです。確かにビデオでは見られない晩秋の高原の紅葉の鮮やかさ、蓼科山やそれに連なる八ヶ岳連邦の美しさには格別のものがありました。
 蓼科はロケ地として間違いなく日本一。小津監督の名作も蓼科あってこそできたものという柳瀬監督のお言葉は地元の人間としては嬉しい言葉でした。
 長くなりましたが、帰宅して息子に感激を語りながら目頭が熱くなり声が潤んだ自分に我ながらびっくりしています。息子の「良かったね」という一言も嬉しかったです。忘れないうちにと思い出すままに書き連ねましたので、冗長になり、まとまらない文章で失礼しました(^^;申し訳ありません。
 minminさん、夢百合さん、もうお家に着かれたでしょうか。一足早く帰宅したので最初に御報告させて頂きました。南北に長い長野県は移動が大変(^^;でも実り多い1日でした。後はminminさんと夢百合さんにお任せします。
 この催しを教えて下さった恵子さん、誘って下さったminminさんに感謝しています。
有難うございましたm(_ _)m

日時 投稿者名 お話
11/01 23:45:52 まりりん あきこさん、お疲れなのに素敵な感想をありがとうございました。m(__)m
あきこさんの感動が文章から伝わってこちらまで涙腺がゆるんでしまいます。
minminさん、夢百合さんも心地よいお疲れでした事でしょうね。
写真を拝見できるのを楽しみにしています §^。^§
11/02 09:50:19 若菜 あきこさん、素敵なお話ありがとうございました♪まりりんさんと同じく涙腺がゆるんでしまいました。「高原のお嬢さん」実はビデオ化されて見るまではストーリーはすっかり忘れていました(--;) でもあのスクリーンに映し出された高原の景色だけは頭にインプットされてました。
 それだけに今年蓼科に旅した時は感激しました(^o^)蓼科へは是非もう一度行きたいと思ってます♪ minminさん、夢百合さんもお疲れさまでした。
 夢百合さん、演舞場の感想もありがとうございました。素敵な月さまに思いを馳せながら読ませて頂きました(^-^)
11/02 09:52:31 夢百合 あきこさん、お疲れのところ詳しい書き込み有難うございましたm(__)m。本当に楽しく嬉しい一日を過ごせました♪ minminさん、誘って頂いて本当に有難うございましたm(__)m。列車の中でのおしゃべりも楽しかったです。一生の想い出に残る日となりました(^o^)
「来て良かったね!」と何度言ったことでしょう!!

 情報提供してくださった恵子さんにも感謝しておりますm(__)mまりりんさん、舟木さんと縁の深い信州へぜひ一度お越しくださいませ♪
11/0210:57:03 minmin  あきこさん、夢百合さん、素敵な秋の一日をありがとうございました。大画面で観る映画「高原のお嬢さん」、感動でした。シャイな監督さんの言動にも、感激しました。思いかけず、監督さんにサインまで戴いちゃいました。
 それにしても信州は、広い。上田←→茅野は、東京に行くよりも時間がかかりました^^;でも、そのたっぷりの時間が、車窓からの景色を見たり(?)、おしゃべりしたりと、楽しいひとときでしたね。写真をアップしました↓
  青春レター>舟木さん紀行>映画祭 ご覧ください。
>恵子さんにお礼 いつもいち早く情報をありがとうございます。お蔭様で、楽しい一日を過ごすことができました。これからもどうぞよろしく!ありがとうございました。
>まりりんさん、若菜さん、おはようございます。
気持ちよい朝を迎えました。(寝坊しちゃいました)蓼科は何度も行っているけれど、ロケ地として観てないので、是非、ロケ地巡りをしたいと思っています。 信州ロケの映画は、「高原のお嬢さん」「北国の街」「北国の旅情」「残雪」の4本。面影を訪ねたいですね。
11/0211:51:39 お澄  あきこさん、ステキなご報告をありがとうございました。minminさん、夢百合さんもお疲れ様でした。
 会場で発言された男性の方々の生き方にまで大きな影響を与えた舟木さんの映画はすごいですね。そしてすてきな監督さんのこだわりのような友情への思いが永遠に色あせないのでしょうか。
 一緒に会場に行ったような気持ちになりました。皆さん、ありがとうございました。
11/03 13:26:56 minmin 茅野の映画祭更新しました    http://www3.karuizawa.ne.jp/~asuka/mm/ai/kikou/tino/index.html
11/04 14:10:47 恵子 あきこさん、minminさん、夢百合さん、楽しい一日をお過ごしになったようで、本当に良かったですね。お知らせした甲斐があり、私も喜びました。
「高原のお嬢さん」は私も単なる歌謡映画の1本と思っていましたが、何人もの方が多大な影響を受けられていたんですね。柳瀬監督もお喜びだったようで、監督冥利に尽きる思いだったのでしょうね。大変嬉しいお知らせ、ありがとうございました。
 私もいつかは憧れの信州へ、蓼科高原へと願いつつ、今のところ舟木さんの追っかけが精一杯で、憧れだけに終わっています。でも、いつかはきっと・・・。その日を楽しみにしています。
11/0520:16:32  今頃になって…ですが、私もあきこさんのステキな文章に涙が溢れています。あきこさん、minminさん、夢百合さん、この季節に「高原のお嬢さん」の映画を信州でご覧になったなんて、本当に羨ましいです。
 私は舟木さんとの年齢差が9才もあるので、この映画が封切りになった頃はまだ小学生でしたから。でも、minminさんがアップされた「近代映画」確かに持っていました。表紙に見覚えがあります。悲しいかな、手元にはありませんが(T_T)minminさんは見つかって良かったですね。
 この度、父の介護をしてみて大変さが良く分かりました。minminさん、どうぞ無理なさいませんように。
11/06 07:28:11 minmin いいかしら?
あきこさん、まりりんさん、若菜さん、夢百合さん、お澄さん、恵子さん、瞳さんへ
 この談話室の会話を映画祭の報告に「映画祭報告の反響」として転載していいかしら? なんだか、会話が続いて、流れてしまうのが淋しい。
 Okakenさんから、スクリーンの舟木さんにあえずに残念だったと、メールを戴きました。ゆかりの地を訪ねたいとも………。
 地元信州の映画ですから、ロケ地めぐりをしたいなぁと思っています。(若菜さんに先越されちゃった^^; 進くん家の別荘はまだ現存している(中は非公開だが、側まで行ける(地元の人談))ということですし……ね)
11/06 09:29:56 あきこ よろしくお願いしますm(_ _)m
minminさん、お忙しい中早速に写真のアップを有難うございました (*^^*) あの日の感動がまた蘇り、まだ胸のうちに残る余韻をかみしめながら楽しませて頂いています。会話が続くと嬉しいもの。その上これを転載してくださるとのこと。
皆様がよろしければ私は勿論OKです (*^^*)よろしくお願いしますm(_ _)m 1昨日、茅野のお寺の見事な楓の紅葉の様子がテレビニュースで流れました。それを見ながらぜひロケ地めぐりをしたいなあと思いを強くしたものでした。
いつの日か実現したいですね (*^^*)
11/06 17:26:01 夢百合  私もOKですので、よろしくお願い致します。
 何といっても、舟木さんの映画を映画館の大スクリーンで観たのは今回が初めてだったので、感激もひとしおでした♪ロケ地巡り、ぜひ実現できると嬉しいですね!
あきこさん、私も茅野のお寺の紅葉のニュース見ました。綺麗でしたね! 茅野駅から近い所だったのなら行きたかったなあと思いながら・・・。  
11/06 18:14:21 若菜  minminさん、私もOKです。あきこさんのお話、プリントアウトさせて頂きましたが転載して残して頂けるのは嬉しいです。
 映画祭のUPもありがとうございました(^o^)
11/0619:54:30 まりりん  minminさん、もちろん私もOKです。自分まで映画祭に参加した様な気持ちにさせて頂いたお三方に感謝です。m(__)m
私も来週、「その人は昔」を見てこようと思っています。(^^)
11/06 20:05:40 恵子 あきこさんがこんなに素晴らしい報告をしてくださったんですから、本当に流すなんてもったいない。是非、いつでも拝見できますよう保存してくださいませ。
 まりりんさんは「その人は昔」見に行かれるんですね。あぁ〜、私もお供したい〜(T_T)
11/06 21:11:37 お澄  minminさん、私もOKです。
恵子さんのお知らせで皆さんがお出かけになられて、臨場感溢れるご報告で多くの人たちが楽しむ事が出来本当に喜んでいます。ありがとうございます。
 minminさんにはお忙しい事でしょうが、よろしくお願いします。
11/06 23:37:20  またまた遅くなってごめんなさい。私も勿論大賛成です。いつでも拝見出来れば…こんな嬉しいことはありません(^O^)
 minminさん、お忙しいでしょうけど無理なさいませんように。
 まりりんさん♪「その人は昔」をご覧になるのですか?まぁ〜羨ましい〜私もお供したいです。