野口雨情ものがたり



新橋演舞場(平成9年)
’97.8.4〜8.28

岡田敬二/監修
谷 正純/脚本・演出

共演/三浦布美子・こだま愛・横内正・中丸忠雄・笹野高史・青山良彦・井上英子ほか

「野口雨情ものがたり」ミュージックナンバー
第一幕 
雨降りお月さん(つる・こだま愛)風好きに吹け(雨情・舟木一夫)悲しきは小樽の町よ(石川啄木・山下規介)しゃぼん玉とんだ(雨情・舟木一夫)カチューシャの唄・ゴンドラの唄(松井須磨子・三矢直生)一握の砂(石川啄木・山下規介/美晴子・いとうまい子)あの町この町(中山晋平・横内正)十五夜お月さん(雨情)雨降りお月さん(ひろ・井上英以子)あの町この町(雨情/雅夫・西川弘志・美晴子)
第二幕 
大島節(晋平)波浮の港(雨情)赤い靴(つる)カナリア(西条八十・笹野高史)赤とんぼ(三木露風・青山良彦)七つの子(雨情)赤い靴(つる)最後の恋最高の恋(雨情)磯原節(晋平/雨情)枯れすすき(雨情/つる)枯れすすき(雨情/大工・立松昭二)波浮の港(晋平)あの町この町(雅夫/美晴子)青い目の人形(花田現一郎・中丸忠雄/露風/八十)十五夜お月さん(つる)雨降りお月さん(出演者全員)枯れすすき(雨情/出演者全員)

○雨情の作品は、好きな歌が多い。CD化しないかなあ〜。どこかで、舟木さんが『枯れすすき』をシングル化したいといわれていたが、是非、CD化して欲しい。



役づくりのため訪れた
野口雨情記念館前で

 以前、新橋演舞場で市川猿之助さんのスーパー歌舞伎『新八犬伝』を見た。とても雰囲気のいい劇場で、前売りの時の電話の応対も親切であった。『いつかここで舟木さんの舞台が見られたらいいな〜』と思っていたら、ほどなく実現したので嬉しかった。
 いつからか、舟木さんの舞台を見る時は何か新しいものを一つ、身につけていくようにしているが、『今年は舟木さんの35周年記念の年でもあるから、着物で極めよう!』と絽の着物(結婚前に作った20年以上も前のだけど着られた、ほっ!)を引っぱりだし、帯は、新調。ホテルも新橋演舞場近くにして、(右は、観劇の後の記念写真)おめかしして観劇。
 雨情の歌は、知っていたけど、人生はほとんど知らなかった。『しゃぼん玉』の歌は、かわいい歌だと思っていたが、産まれてすぐに亡くなったお子さんへの思いに溢れた歌だと知って別の歌になった。震災後、『♪枯れすすき』を口ずさむ雨情。…そして、しだいに合唱になっていくところがじーんとした。
『舟木さんて、素敵ですね』年輩の隣の御婦人が私に声をかけられた。隣の方は、舟木さんのファンでなくて雨情のファンの方。舞台で歌われているいろいろな歌を一緒に歌っていらっしゃいました。とても楽しそうでした。

 『作者の名前なんかどうなろうと、作った歌が愛されたら、それで本望でヤンス』 雨情


新橋演舞場
ポスターの前で記念写真