日本点字図書館研修の感想(三期生)
2003.7.5

今まで知らなかった設備、最新鋭の機械等を見られた事もいい経験でしたが、
それ以上に視覚障害者の方々のためにという心が沢山の人を動かしているところに、
感動し考えさせられました。何時の日かお役に立てることを願って頑張ります。
研修の機会を与えてくださった皆様にお礼を申し上げます。  
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上から鎖がたくさんさがっている印象的な建物が、日本点字図書館でした。
館内をくわしく紹介していただきました。
一番印象に残っているのが、DAISY録音図書を作るための音声を吹き込む「スタジオ」とよばれる数多くの部屋と、点字の本を作っている「印刷製本室」でした。
大勢のスタッフが専門知識のもとで、働いていて、障害を持った方が
安心して来られる場所を提供していました。ソフト面が充実していました。
DAISY録音図書を製作するにあたり、聞く人の身になって作っていかなくてはいけないと認識しました。
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6月13日に日本点字図書館の施設見学に行ってまいりました。
施設の規模、器材等の充実にはやはり驚かされました。職員の方々には懇切丁寧に説明をいただき、点字図書館のありようを充分理解することができました。
印象に残ったことをここに記します。日本点字図書館内の廊下で非常識にも立ち話をしていた時、ちょうど私の立っている場所が視覚障害者の方の歩行帯(点字ブロック)の上でした。後ろから視覚障害者の方が来ているのに気付かずにいた私は、その方のついている白い杖に当たってしまいました。その感触はたぶん、この先、忘れることがないと思います。私の抱いていた先入観、障害をもたれる方に対する、儚げな、弱いイメージなどその杖の感触には全く感じられず、そこにあるのは強い生命力のようななんといってよいのかパワーのようなものでした。何故かとても感動して今も私の足が杖の感触を思い出します。
これからボランティアにたずさわろうという自分に何らかの影響を与えた出来事でした。
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